いつだって、シンプルに

24歳。大学卒業後就職せずにフリーターしつつ、今後どんな生き方があるのかを日々考えてます。

時間はなにも解決してはくれない。自分が変わるだけ。

 

今この瞬間を全力で生きること

 

このことが間違いだとかそうは思わない、という人はまあいないと思います。

もしかしたらいるかもしれないけれど。

 

ただ、以前の僕は今を何か頑張れば未来に何か変わってくれるだろうという

ある意味諦めているような考えがあった。

 

でも、今振り返ると実際そんなことはなかった。目的のない時間を積み重ねてもなにも変わりはしなかったし、ただ過ぎていっただけのような気がする

 

僕にとってのその時間は、「今を全力で生きること」を教えてくれたと同時に、

「何であの時頑張れなかったのか」と深く後悔することがある。

 

変われない自分を見たくないから、時間が過ぎるのを待っていた。

フリーターになってから、ただその日をやりくりするという感覚が僕の中にはあった。

 

バイトでは職場に迷惑をかけることなく働いて、月に一回くらい友達と飲めたらそれでいいかな、それだけでも十分幸せかなって思っていた。

 

でもふと時間が空いた時に、

「自分が何のために生きているのか」

っていう自問自答が出た時ほど、嫌なことはなかった。

 

バイトしていたり、友達と会って騒いでいる時には出てこないけど、

一人になった時にふとこの疑問が頭の中に現れる。

 

それに答えられない自分が本当に嫌だった。嫌いだった。

 

そんな自分を見たくないから、音楽を聴いたりお酒を呑んだり、あるいはすぐ寝た。

他のことに気を紛らわせて、忘れようとした。

どこかになくなるかなと思うけど、答えの出ていない問いは自分の時間ができる度に自分の目の前に現れた。

 

何者でもない自分というか、なんの役にも立っていない自分と向き合うのが本当に嫌だった。

だからずっと目を逸らし続けてきた。

でもそんな時間がさらに自分に対する苛立ちにつながっていたような気がする。

 

自分嫌いマックスの時に好きな人に気付かされた大切なことがある。

そんな自分嫌いマックスの時に、片思いの人ができた。バイトの後輩だった。

 

その子の笑顔はそこにいる人たちをみんな明るくしてくれるような、僕からしたら太陽みたいな存在だった。

 

僕はそんな太陽みたいな人を好きになり、もっと笑ってほしいなと思って、いろんなことをした。

 

甘いものが好きっていったら、コンビニの流行りのデザートを買ってきたり、

ジブリのキャラクターが好きっていったら、そのぬいぐるみをプレゼントしたり、

 

何か自分にも出来ることはあるだろとおもって考えまくったし、そんな時間がすごくワクワクした。

 

でもある時に、それってすっごく大事なことなんじゃないかなって思った。

 

今までの自分は、社会人として企業に勤めて働いていて、人としてちゃんとしている人だからこそ

人を喜ばせることができるものだと思っていた。

人を喜ばせられるのはある意味才能みたいなものかと思っていた。

 

でもそんなことはなかった。

お金がなくても、時間がなくても、正社員でなくてもできることはいくらでもある。

人を喜ばせる方法なんて、死ぬほどある。

人としてちゃんとしていないから周りの人を喜ばせられないなんてただの幻想だったんだ。

 

そう思ったら、今まで心の中にあった荷物みたいなものをスッと下ろすことができた。

自分が何者でもなくても、喜ばせることができる人は周りにたくさんいるんだということ。

生きるのが楽になったような気がした。

むしろ生きるのを大変にしていたのは自分の心だったんだって後から気づけた。

 

自分を支えてくれた人たちに対して、自分ができることをする。

今もフリーターとして働いているが、大学を卒業してからの半年間は本当にしんどかった。

というか大変にしていたのは自分自身な訳だが。

 

でもそんな中でも、周りの人たち、特に友達からの支えがすごく大きかった。

普段連絡をくれないような人でも、

「最近調子どう?なんかあったら連絡しろよ。」

といってくれたのは本当に救われた。確かに自分の心の支えとなっていた。

 

当時はそんな気にしないでほしいとも思っていたが、あの友達との時間であったり、何気なくくれた人ことが自分を支えてくれていたんだって思う。

 

今はこんな自分でも向き合うことができるようになったし、自分のやりたいことに素直に向き合えるようになってきた。ようやくだ。

 

だから、これからの人生は今まで支えてくれた人たちに対して自分の時間を使っていきたいと思う。

 

それがどんな形で周りの人たちの役に立てるかはわからない。

でも絶対に方法はある。だからそれを模索し続けていきたい。

好きな人が僕に気づかせてくれたように。

今度はその恩を自分から周りに発信していけるように。